なめとこ山の熊

先日クヌギの森で山菜を採って
天ぷらにしたりお団子にして食べました。
山で採って食べるのは本当に楽しいです。

宮沢賢治は
日本のシュタイナーのような人です。

宮沢賢治の
なめとこ山の熊の一文

子熊「ひきざくらの花僕知ってるよ」

母熊「いいえ、お前まだ見たことありません」

子熊「知ってるよ、僕この前とって来たもの」

母熊「いいえ、あれひきざくらでありません、
お前とって来たのきささげの花でしょう」

子熊は知ったかぶりしたかっただけなのに。
母は許してはくれません

子熊は2歳になると離れて
一人で生きていかなければならないので
いかげんなことを教える訳には
いかないのです。
間違えてしまえば命に関わります。

もう忘れましたが何かの
子育ての本で書かれていました。
カッコいいと思いました。

人間の場合
いつまでも一緒にいるので
そんなに厳密にに細かく
伝えていく必要はないのだけれど…
カッコいい子育てがしたい。

教室で何やっても嫌だーなんで
無理矢理でもレッスンして下さい。
といわれ
レッスンで話を聞いてくれない時
子どもを抱きしめて弾きなさーい
なんてやる時があります。

でも無理矢理やっても
出来たー!!なんて
喜び会うこともあります。
やっぱり本人も弾けると嬉しい

とんとん山で
棒を持って人を追いかけまわしている子を
見ると誰の子か分からなくても
後ろから抱きしめやめなさーい
なんてすることもあります。
誰かを傷つけてしまっては大変…と

なめとこ山の熊を思い出して…
かわいいからこそです。

厳しすぎてもいけないし
厳しくなくてはいけないし
これが難しい。