ピアノは気持ち8割

人の前で何かを表現できることは
至福の喜びを感じます。

コンクールやテストなど人と比べる
目的ではなくただただ、
自分のやりたいように表現することです。

先日の秋のコンサート(発表会)で
エリーゼのためにを弾くと言って練習した
けれど、どうしても出来ない部分があって
その部分は片手でいこうか。なんて話して。
片手でいくことになった男の子。

お母さんが両手で弾きなさい。
と言ってから
教室でピアノを弾かなくなって…
結局コンサートの1週間前くらいに
やっと弾きはじめ。
でも片手で(難しい部分)

本番もそのまま…

でもカッコ良く決めてくれました。

その後教室で
「冬のコンサートは無いの?今度は3回でるから」
(2回出た人がいたからね、
冬はチョット近すぎるんじゃない?笑)

なんて話して今から次回のコンサートを
目指し弾けなかった両手の部分を
練習するしまつ。笑

自分の考えた曲で自分が納得出来る状態
で出演出来た子ども達のやる気が
コンサート以降大変なことになっている。

想像した以上のコンサート効果です。

大人は環境を整えることが仕事。
こんな曲があるよと
それぞれの子ども達にあった曲を
どれだけ上手に提供できるか

自分を表現できる場所を作ってあげられるか。

曲を提供しても乗ってこないと感じたら
私は出来てなくてもコロコロ曲を
変えていきます。

乗っている曲と
乗っていない曲で弾き方が全然違います。
不思議と乗っていない曲は指が動かないのに
乗っている曲だと力強く動く。

ピアノを弾くことは
8割くらい気持ちの問題なんじゃないかな?
と思う今日この頃です。

シュタイナーさんの考え。
子どもの頃は自分のやりたいところを満たす。
充分満たされた子どもは自分から
得意でない部分をやりたくなるのです。